感染研・情報センター 宮城、岐阜でインフルエンザ注意報
公開日時 2004/12/21 23:00
国立感染症研究所感染症情報センターは12月21日、今シーズン初となる「イン
ルエンザ流行レベルマップ」(第50週、12月6~12日)を発表した。宮城県・
石巻保健所と岐阜県・関保健所が、管内の定点当たり患者報告数が「10.0」の
基準値を超したため「流行注意報」を発令した。発令は、第49週に発令した前
シーズンより1週間遅れ。全国レベルでは定点当たり報告数0.242で、同セン
ターは、流行は散発的とみている。
レベルマップは、 全国約5000の定点医療機関を受診した インフルエンザ患者
数を保健所ごとに集計。定点当たり報告数が30.0に達するか、継続的に10.0に
なると、警報を発令する。前シーズンには今年第7週(2月9~13日)に、46
都道府県の保健所全606ヵ所のうち355ヵ所で警報を発令した。今年12月8日に
も同センターが第48週(11月22~28日)のデータとして宮城県で注意報が発令
されたと発表したが、集計ミスと分かりその日のうちに訂正した経緯がある。