厚労省 プレドニゾロンで「腱断裂」副作用
公開日時 2005/01/12 23:00
厚生労働省は1月12日、合成副腎皮質ホルモン剤「プレドニゾロン(経口剤)」
(局方)のほか、免疫抑制剤など計7成分について、使用上の注意の改訂を指
示した。このうち、プレドニゾロンは、重大な副作用に、「腱断裂:アキレス
腱等の腱断裂があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認めら
れた場合には減量するなど適切な処置を行うこと」と追記する。その他の成分
の改訂内容は次の通り。
免疫抑制剤「ミゾリビン」(旭化成の「ブレディニン」)=重大な副作用に、
消化管潰瘍、重篤な皮膚障害、膵炎、高血糖、糖尿病を追記▽抗腫瘍性抗生物
質製剤「塩酸エピルビシン」(ファイザーの「ファルモルビシン」)=重大な
副作用に肝・胆道障害、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を追記など▽血漿分画製剤「乾
燥スルホ化人免疫グロブリン」(帝人ファーマの「ベニロン」)、「pH4処理
酸性人免疫グロブリン」(バイエル薬品の「ポリグロビンN」)、「ポリエチ
レングリコール処理人免疫グロブリン」(三菱ウェルファーマの「ヴェノグロ
ブリン-IH」)、「乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン」(日
本製薬の「献血グロベニン-I-ニチヤク」)=重大な副作用に血栓塞栓症、心
不全を追記