厚労省 インフルエンザワクチン31万本返品
公開日時 2005/02/09 23:00
厚生労働省の金井雅利医薬食品局血液対策課長は2月9日の薬務関係主管課長
会議で、インフルエンザワクチンの医療機関などからの返品が30万9988本(1
月31日現在)に達し、全製造本数の1.49%に上ったことを明らかにした。会議
に出席した都道府県の担当者に、「供給の調整が機動的に行えるような仕組み
の構築を検討願いたい」と要請した。
今シーズンのワクチンは、医療機関で在庫切れが指摘された前シーズンの4割
増の2073万9196本を製造。うち医療機関などに、86.0%に当たる1783万693本
を納入した。前シーズンの同時期には全製造本数1480万8787本のうち医療機関
に1470万7240本(99.3%)が納入され、返品は8万7756本(0.59%)だった。