RDKK小川社長 04年売上2桁増、08年シェア15%を
公開日時 2005/02/09 23:00
ロシュ・ダイアグノスティクス(RDKK)の小川渉社長は2月9日記者会見し、
04年の業績と中期経営計画を明らかにした。世界のロシュ・グループの04年診
断薬売上が8%増となるなかで、RDKKは研究用試薬・機器を含めて11.5%増を
確保。05年以降も2桁成長を維持し、08年には現在約10~11%の日本市場シェ
アを15%に引き上げたい考えを示した。
04年売上高は前年の321億円から47億円伸ばし358億円となった。新製品5品目
の発売などにより血糖自己測定分野が22%成長したほか、血液ガス事業への本
格参入も果たした。診断薬業界全体では「ゼロ成長かマイナス」だったという。
05年売上目標は約10%増の395億円だが「できれば400億円を目指したい」と述
べた。
中期目標は08年売上高600億円、シェア15%以上。今年10品目の新製品を発売
するほか、戦略的アライアンスも実施して実現を目指す考えだ。