薬食審・部会 新有効成分ボリコナゾールなど通過
公開日時 2005/02/24 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会は2月24日、ファイザー製
薬(現・ファイザー)が輸入申請していたトリアゾール系抗真菌剤「ブイフェ
ンド錠50mg」「同錠200mg」「同200mg静注用」(成分名:ボリコナゾール)な
ど5成分について、新薬として承認することを了承した。同剤は、真菌細胞膜
の構成成分であるエルゴステロール生合成阻害作用を持つ新有効成分。承認に
当たり、「日本人に対する至適な血中濃度の調査」を条件にした。
5成分とも、分科会に報告する。その他の4成分は次の通り。フマル酸テノホ
ビルジソプロキシルを除きいずれも新有効成分。
急性前骨髄球性白血病治療薬「タミバロテン『東光』」「アムノレイク錠2
mg」(タミバロテン)東光薬品工業▽イミダゾール系抗真菌剤「ルリコナゾー
ル」(ルリコナゾール)日本農薬、「ルリコンクリーム1%」「ルリコン液
1%」(同)、ポーラ化成工業▽HIV感染症治療薬「エムトリバカプセル
200mg」(エムトリシタビン)日本たばこ産業▽同「ツルバダ錠」(エムトリシ
タビン・フマル酸テノホビルジソプロキシル)同