小野薬品 新規エイズ治療薬が持続的な効果
公開日時 2005/03/01 23:00
小野薬品工業は3月1日、新規エイズ治療薬ONO-4128/873140(経口CCR5受容
体拮抗剤)の導出先のグラクソスミスクラインから今後の開発を支持する「薬
理作用に関する新たな試験成績」が公表された、と発表した。ONO-4128/8731
40は、HIVウイルスが細胞に侵入する際に利用する重要な受容体のひとつと考
えられているCCR5受容体に結合することでウイルスの細胞内への侵入を防ぐ全
く新しい作用機序をもつ。
試験成績では、CCR5受容体に長時間結合。標準薬のひとつであるカレトラを併
用投与した結果、十分な忍容性が確認され、併用によって血中濃度が上昇した
という。GSKは07年中にも申請可能とコメントしている。