感染研 全国保健所の98%でインフルエンザ注意報、警報
公開日時 2005/03/08 23:00
国立感染症研究所・情報センターが3月8日まとめたインフルエンザレベルマ
ップ第8週(2月21~27日)によると、全国584保健所のうち、定点当たり患
者報告数が「30.0」の基準値を超すなどで流行警報を発令したのは、全体の8
割近い457ヵ所(前週338ヵ所)に達した。埼玉(22)、千葉(16)、長野(11)
、静岡(9)、滋賀(7)、佐賀(5)、宮崎(9)の7県(前週4県)は、
県内全保健所が警報を発令した。定点当たり「10.0」に達し注意報を発令した
115ヵ所と合わせると、約98%の572ヵ所で注意報以上の流行レベル。
前週は、全国の定点当たり報告数が40.79で、過去10シーズンのピーク時と比
べ3番目に高い数値になった。流行シーズンのピークは、98年には第5週(56.
77)、2番目の95年には第4週(54.90)で、いずれも第7、8週の時期には
下火になっていたが、今シーズンは第8週になっても前週を凌いでおり、11日
公表予定の全国データでは、過去10シーズンの全週と比べても最高値となる可
能性が出てきた。