大日本 杏林と糖尿病合併症治療薬を共同開発、杏林が権利行使
公開日時 2005/03/16 23:00
大日本製薬は3月16日、創製し開発中の糖尿病合併症治療薬AS-3201について
杏林製薬と国内で共同開発する契約を締結したと発表した。
大日本の国際戦略製品で海外では米国、カナダで自社開発中(フェーズ3の段
階)。国内ではフェーズ2準備中だった。
両社は02年に覚書を締結していたが、大日本が杏林の合成抗菌剤ガチフロを共
同販売できるための契約条件のひとつだった。覚書には当時大日本が米国、カ
ナダで実施中だったAS-3201のフェーズ2aの結果を評価した上で、杏林が開発
するかどうかを決める内容が盛り込まれていたが、評価を終えた杏林が権利を
行使した。
国内では共同販売する予定で、大日本住友製薬(10月合併予定)と杏林が手が
けることになる。