中医協・在り方会議 「機能・役割」で本格審議スタート
公開日時 2005/04/12 23:00
厚生労働省の「中医協の在り方に関する有識者会議」は4月12日に開いた3回
目の会合で、事務局が挙げた論点に従い、本格的な審議をスタートさせた。こ
の日は、第1の論点である「機能・役割」について議論。委員からは、「厚労
相の政策決定権の諮問機関としての役割を果たしているに過ぎない」と、規制
改革・民間開放推進会議の宮内議長が強調する「機能の限定」には否定的な意
見も目立った。
この論点については次回会合(5月10日)でも引き続き検討。尾辻秀久厚労相
の提案で、諮問機関としての位置づけを継続するべきかどうかについても議題
とすることにした。次回はこのほか、2番目の論点「公益機能の強化」と3番
目の「多様な医療関係者の意見を反映できる委員構成」を審議。次々回(6月
1日)は、残る「委員の任期」「手続きの透明化と事後評価」「医療現場や患
者国民の声を反映する仕組み」を扱う。