NBI ARBミカルディスの売上が3倍増
公開日時 2005/04/18 23:00
日本ベーリンガーインゲルハイムが4月18日発表した04年1―12月期決算(決
算ベース)は、売上高が前年比7.6%増の850億7000万円、うち医療用医薬品は
8.5%増の804億3000万円だった。ミカルディス(ARB)が約3倍増となり、大
きく寄与した。
各医療用医薬品の売上高(薬価ベース)は、ミカルディスが224億円(前年76
億円)、アレジオン(アレルギー)が187億円(203億円)、レンドルミン(不
眠症)が132億円(130億円)など。
05年については、アレジオン・レンドルミンをコア製品として、グローバルブ
ランド戦略製品モービック(慢性関節リウマチ、04年7月に第一製薬に販売移
管)、ミカルディス、ビ・シフロール(パーキンソン病)、スピリーバ(COPD)
の貢献で、薬価ベースで売上高1000億円にチャレンジするとした。
昨年12月に発売し、ファイザーとコ・プロモーションしているスピリーバに関
しては、国内患者数が500万人以上いるにもかかわらず、治療を受けているの
は20万人と5%にとどかないことを課題にあげた。