杏林製薬 大幅減益、複合ヘルスケア企業へ変身
公開日時 2005/05/12 23:00
杏林製薬は5月12日、05年3月期(04年度)通期決算を発表した。研究開発費
が45億円増え127億円となったため減益。05~09年度の中期経営計画では、新
しい企業像として「グローバルな創薬ビジネスをコアとし、信頼をベースとし
た特色ある複合ヘルスケア企業」を掲げ、医薬事業に次ぐ将来を担う新規事業
(健康関連事業)へ本格進出する方針を打ち出した。5月11日付で東洋ファル
マーを子会社化したのもその一環。
●〔連結業績(前期比)05年度予想〕
売上高 662億9600万円(1.9%増)710億円
営業利益 58億6600万円(33.1%減)
経常利益 64億3000万円(25.2%減)62億円
純利益 20億1300万円(64.6%減)33億円
●〔09年度数値目標〕
ROE 7.0%
後期開発品 年1品目創製
●〔主要品売上高(03年度)05年度予想、単位:億円〕
(国内)
キプレス 118(98)126
ガチフロ(自社販売)23(17)26
ムコダイン 190(180)190
バクシダール 7(9)5
ケタス 66(70)67
アプレース 26(29)22
ロカルトロール 24(27)21
ペンタサ 64(60)69
(海外)
ガチフロキサシン(バルク・ロイヤルティ含む)
80(71)67
ノルフロキサシン(同)4(11)5