武田薬品 ARBブロプレス、慢性心不全患者の自覚症状を改善
公開日時 2005/06/05 23:00
武田薬品工業は6月3日、ARBカンデサルタン(ブロプレス)の大規模臨床試
験CHARMの追加解析の結果、慢性心不全患者の自覚症状改善効果が示されこと
を発表した。試験に参加した北米の2498例を対象に、患者自身に日常生活およ
び症状の改善度について15段階(改善7区分、中間、悪化7区分)で評価して
もらったところ、全般的な症状改善(改善7区分)を自覚した患者は37.7%
(プラセボ33.5%)、改善7区分のうち中等度以上の改善を自覚したのは27.6%
(23.9%)だった。
また、改善の程度の大小にかかわらず、服用のインパクトの大小を尋ねたとこ
ろ、服用の重要性を顕著に自覚した比率は51.3%(46.4%)だった。科学雑誌
「ザヨーロピアンジャーナルオブハートフェイリア」に掲載された。