小野薬品工業の６月13日の発表よると、小野が米メルクから導入した新規経口
糖尿病治療剤シタグリプチンに関して、メルクによる米国フェーズ２の成績の
一部が米国糖尿病学会で報告され、プラセボと比較し２型糖尿病患者の血糖コ
ントロールを有意に改善した。忍容性は良好、体重への影響および消化器系の
有害事象は認められず、低リスクの低血糖が示されたという。

国内では万有製薬がフェーズ２を実施中で、フェーズ３から小野も参加して共
同開発・販売することになっている。