アンジェスMG 核酸医薬開発でアルフレッサと提携、販売権を保有
公開日時 2005/07/10 23:00
アンジェスMGは7月8日、アルフレッサホールディングスの完全子会社アルフ
レッサファーマと核酸医薬NFкBデコイオリゴを使用したアトピー性皮膚炎治
療薬の国内共同開発に関して契約を締結したと発表した。今年中にフェーズ1
を開始する予定。アンジェスは提携先が決まったことで、費用負担軽減が可能
になった。
アンジェスが国内外で開発を進めているHGF遺伝子治療薬は、提携先の第一製
薬が開発費全額を負担しているリスクヘッジ型で、承認後の販売は第一が行い、
アンジェスにはロイヤリティ収入が入る。
これに対し、今回の契約は、アンジェスとアルフレッサファーマが開発費を半
分ずつ負担し、承認取得後は両社が販売権を保有する内容。アンジェスは「バ
イオベンチャーから製薬会社への脱皮に向けて、販売網構築によるステップア
ップを視野に入れることも可能になる」としている。
アンジェスはこれまでNFкBデコイオリゴのプロジュクトでは関節リウマチと
変形性関節症の開発で生化学工業と、血管再狭窄予防の開発でグッドマンと提
携している。