EFPIA大橋新会長 新薬薬価、後発品収載まで維持を
公開日時 2005/07/19 23:00
欧州製薬団体連合会(EFPIA)は7月19日記者会見を開き、6月に会長に就任
した大橋勇郎氏(ノバルティスグループ日本代表)が所信を述べた。同会長は
日本で事業計画に基づき持続的に企業経営を維持することができる事業環境の
確保が必要だとし、(1)治験環境のさらなる整備(2)治験相談と承認審査
業務の効率化(3)薬の価値に見合った薬価(4)知的財産確保―を課題に挙
げた。
このなかで薬価関連では、新薬について「後発品が収載されるまでの期間は薬
価改定のない新しい制度の構築」を求めた。また「再算定という制度は極めて
不合理」とした。治験相談・承認審査については、医薬品医療機器総合機構に
よる審査期間の短縮を要望、さらに欧米諸国と同時に申請できるような医薬品
開発に関わる行政上の環境整備を求めた。