ファイザー リピトール大規模試験、ゾコールとの統計的有意差示せず
公開日時 2005/11/17 23:00
米ファイザーは11月15日、リピトールの大規模臨床試験「IDEAL」で、リピト
ール投与群はゾコール(リポバス)投与群に比べ、主要な冠動脈イベントが11%
減少したが、統計的有意差を示すには至らなかったと発表した。アメリカ心臓
協会で報告された。
試験は、平均62歳で心臓発作の既往歴のある患者8888人を対象に5年間にわた
り実施。リピトール80mgでより積極的にLDLコレステロールを下げることで、
ゾコール(リポバス)の最も一般的な用量である20mg~40mgと比較して、心血
管に対するさらなるベネフィットが得られるか見極めることを目的とした。