米国研究製薬工業協会（PhRMA）のニュートン．F．クレンショー在日執行委員
会委員長は年頭あいさつで、日本の新薬承認審査、臨床試験環境、薬価制度に
不満を示し、改善を求めた。

新薬承認審査については「現状は誰にとっても満足すべきものではない。現在
の環境下では産業が発展できないということだけは確か」と指摘。また、臨床
試験環境については「この問題への取り組みの重要性ということに関して本来
あるべき緊急性の感覚というものが日本には全般に存在しないのでは」と批判
した。

薬価制度に関しは「イノベーションに適切に報いるために、日本は昨年12月に
発表した内容を超える新しい政策を採用する必要がある」と注文した。