厚労省・治験検討会 IRB運用改善で中間報告
公開日時 2006/01/26 23:00
厚生労働省の「治験のあり方に関する検討会」は1月26日、治験審査委員会
(IRB)の質・機能向上、運用改善を目指した中間報告をまとめた。IRBの人材
確保が難しい現状を踏まえ、外部のIRBを活用して審議を行うことを認めると
ともに、IRBの設置主体の範囲を拡大しNPO(特定非営利活動法人)にも認めた。
外部IRBの活用は、単一の医療機関で実施する治験だけでなく、複数による共
同治験(中央IRB)も対象となる。IRB委員の質向上策として、教育研修システ
ムの構築を検討する方向性を示した。また、IRBの透明性を向上させるため、
米国を参考に「登録公開制度」を導入する方針を示した。医師主導治験の運用
改善策と合わせて次回(3月10日開催予定)最終報告をとりまとめる予定。