中医協 病診格差是正、初診料2700円に一本化
公開日時 2006/02/15 23:00
中医協は2月15日、06年度診療報酬改定案を川崎二郎厚労相に答申した。初再
診料を見直す一方、重点項目である小児科や救急医療、在宅医療は手厚くする。
病院と診療所に格差があった初診料について、病院を150円引き上げ、診療所
は40円引き下げ、2700円に一本化した。再診料は病院を10円、診療所を20円そ
れぞれ引き下げ、570円、710円とする。初再診料の格差は、そもそも医療機関
の機能分化を狙ったものだが、十分に目的を達していないとの批判があった。
医師不足が問題化する小児科は、緊急患者が来院する深夜帯の人件費を賄える
よう、深夜加算を5950円から6950円に引き上げる。在宅医療では、新しく在宅
療養支援診療所を設け、24時間体制で患者をケアできるよう診療報酬で優遇す
る。