科研製薬 販管費減で増益、今期後発品50億円へ
公開日時 2006/05/14 23:00
科研製薬は5月12日、06年3月期通期決算を発表した。売上は横ばいだが、販
管費減(人件費1億5000万円減、販売費2億5000万円減、研究開発費2億円減)
などで増益を確保。三和化学研究所とSNK-860(糖尿病性神経障害)を共同開
発していた持分法適用関連会社エヌ・ケー・キューレックスを、共同開発から
離脱したため清算。それに伴い関係会社整理損11億1200万円を計上した。
後発品事業に注力しており、早期に100億円を目指す。今期は50億円を計画。
開発パイプラインを見ると、フィブラストスプレー(トラフェルミン)の糖尿
病性皮膚潰瘍の適応拡大が今夏にフェーズ2bを終了予定。トラフェルミンの
骨折はフェーズ2aを開始、歯周病はフェーズ2bを来年春に終了予定。
●〔連結業績(前期比)06年度予想〕
売上高 755億4000万円(0.8%増)761億円
営業利益 83億5900万円(5.9%増)
経常利益 71億3600万円(15.0%増)76億円
純利益 38億8600万円(13.7%増)42億円
●〔主要品(前期)06年度予想、億円〕
(単体)
アルツ 226(217)226
アドフィード等 101(101)93
プロサイリン 87(89)82
セプラフィルム 48(41)55
フィブラスト 36(35)40
リピディル 35(37)40
サイトテック 22(22)22
メンタックス 23(25)21
エブランチル 19(18)19
GE計 36(25)50