日研化学 5.7%減収、テオドールの不振響く
公開日時 2006/05/21 23:00
日研化学は5月19日、06年3月期通期決算を発表した。主力品の喘息治療剤テ
オドールの売上が錠剤とドライシロップを合わせて約22億円減少したため、売
上高は前期比5.7%減の390億5000万円だった。日本小児アレルギー学会が「小
児気管支喘息治療・管理ガイドライン」を改訂し、医療機関が適正使用を徹底
したため、ドライシロップの処方量が減少した。減収に加え、研究開発費が前
期に比べ4億8500万円増加し、営業、経常利益は大幅減となった。
●〔非連結業績(前期比)06年度予想〕
売上高 390億5000万円(5.7%減)494億円
営業利益 6億3000万円(75.3%減)
経常損益 16億700万円(44.6%減)△4億円
純損益 8億600万円(38.3%増)△18億円