新高齢者医療制度の創設を柱とする医療制度改革関連法案は５月23日、参院厚
生労働委員会で審議入りしたものの、衆院での強行採決に反発する民主・社民
両党が欠席する事態に陥った。同日の厚生労働委員会は、川崎二郎厚労相が法
案に関する趣旨説明を行い、自民・西島英利議員と公明・渡辺孝雄議員が質疑
したのみだった。

同法案は22日午後に参院本会議で審議入りしたが、野党は厚生労働委員会での
質疑を行うことに反対。理事間での協議を繰り返した結果、委員長の職権で、
23日に同委員会での法案の趣旨説明と質疑を行うことを決定していた。