IMS・鶴田氏 MR訪問の25~35%は非効率
公開日時 2006/05/24 23:00
アイ・エム・エス・ジャパンマーケティング部の鶴田慶太氏は5月24日、eyef
orpharma主催のセミナーで講演し、「実際ターゲットとすべきは医師は全体の
50%に過ぎないにもかかわらず、多くの製薬企業が医師全体の75~85%に働き
かけており、MR訪問の25~35%は非効率だ」と指摘した。
医師のターゲティングの基準として、「診療科」「年齢等の属性情報」「処方
量」の重視を改め、イノベーター(新薬に飛びついてくる医師)やアーリーア
ダプター(新薬にすぐに飛びつかず、色々なデータを集め、判断し、素早く判
断する医師)といった「採用態度」に注目する必要があるとした。
シェア・オブ・ボイス(量的な営業)からシェア・オブ・リレーションシップ
(医師との関係を重視する営業)に転換を図る必要性を強調した。