アンジェス HGF遺伝子治療薬、国内開発で第一が支援強化へ
公開日時 2006/06/05 23:00
アンジェスMGは6月5日、HGF遺伝子治療薬の今後の開発方針について「提携
している第一製薬との間で、国内の末梢性血管疾患領域の開発を最優先とし、
両社がこれまで以上に連携を図りながら進めていく」と発表した。国内でフェ
ーズ3段階。
一方、米国では同領域のフェーズ2を終え、6月3日に米国学会でデータが発
表された。それによると、重症下肢虚血に対して、全体解析では統計学的有意
差には至らなかったものの、特定の患者層で血行動態が改善する可能性が示唆
されたという。また、忍容性は良好で、安全性の問題もみられなかったという。
現在米国では、フェーズ2データを補足する目的で、適切な投与部位の探索を
行う小規模な臨床試験を進めており、この検討結果を踏まえ、フェーズ3の07
年前半の開始を目指すとしている。