日薬連・向田委員長 年1回改定などの導入、「予断許さない状況」
公開日時 2006/06/12 23:00
日本製薬団体連合会の保険薬価研究委員会は、6月12日の総会で、向田孝義委
員長の再任を決めた。向田委員長は総会後の記者会見で、厚労省が検討する年
1回薬価改定と成分加重平均方式の導入について、「先週、森田会長が与党関
係者に面談したが、会談した議員からは『(導入は)ある』と言われ、予断を
許さない状況だ」と危機感を示した。日薬連は6月2日に森田清会長名で川崎
二郎厚労相に導入に反対する意見書を提出している。
一方、政府・自民党が市販薬と類似する医薬品を保険から外す方向で検討に入
ったとする同日付の一部報道について、「昔から出たり入ったりしている議論。
医師が処方する医薬品は保険でみるべき。賛成しかねる」と述べ、反対姿勢を
明確にした。