製薬協山辺専務 薬剤費巡る議論、「共通したデータは必要」
公開日時 2006/06/14 23:00
製薬協の山辺日出男専務理事は6月14日、理事会後の記者会見で、薬剤費を巡
る議論について「薬剤費や薬剤比率の議論を明確にするうえで、共通したデー
タを持つべきだろう」と語り、薬剤費に関する議論を展開するベースとして、I
MSデータのほかにも指標となるものがあるか、検討すべきとの考えを示した。
山辺専務は「薬剤費の問題は総合的に数字を判断する必要がある」との見解を
示した。IMSデータで05年に薬剤費が薬価ベースで約7.7兆円に達し、業界団体が
主張する「約6兆円」と隔たりがあるのではないかとの問いには「IMSのデータ
は把握していないが、(行政と業界が)共通したデータを持って議論すべきと
の指摘はその通りだ」と答えた。