中外製薬 米国産ウシ由来原料使用でエポジン、ノイトロジンを回収
公開日時 2006/06/20 23:00
中外製薬は、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤エポジンと遺伝子組換え
ヒトG‐CSF製剤ノイトロジンについて、6月15日から一部製品の自主回収を開
始した。BSE対策として、米国産ウシ由来原料を使用した製品は、04年9月30
日までに原産国の切り替えが求められていたが、この期間を越えて出荷されて
いることが判明したため。エポジン、ノイトロジンの場合、ウシ胎仔血清を原
薬製造過程で培地として使用している。
回収本数はエポジン注がシリンジとアンプルを合わせて約53万本、ノイトロジ
ン注が約36万本。健康被害が生じるリスクは極めて低いとしている。