健保連 06年度予算早期集計・赤字額1091億円、マイナス改定効果少なく
公開日時 2006/06/21 23:00
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健康保険組合連合会は6月21日、「06年度健保組合予算早期集計」をまとめた。
1546組合の経常収支状況をみると、06年度は1091億円の赤字となる見込み。今
年4月の診療報酬引き下げ(-3.16%)を踏まえても、高齢化による医療給付
費の自然増が健保組合の財政を圧迫するようだ。赤字組合の割合も全体の約6
割に達するという。
老人保健制度を支える拠出金は、老健拠出金が05年度に比べて853億円減少す
る一方、退職拠出金は1340億円増えるため、トータルでは2.37%増の2兆1045
億円に達する見込み。これは全保険料の36.8%を占める。