万有製薬 リポバスの大規模臨床試験J-LITサブ解析で男女差を分析
公開日時 2006/06/25 23:00
万有製薬は6月23日、スタチン系リポバスの大規模臨床試験J-LITについて、
冠動脈イベントの男女差に関するサブ解析により、発症率は女性(0.64人/10
00人・年)が男性(1.57人/同)より低率であること、リスク上昇とLDL-C値
との相関は男女とも同程度だったことがわかったと発表した。糖尿病は女性で
より重要な危険因子となった。
対象は、J-LIT登録症例約5万2400人のうち、冠動脈疾患の既往歴を持つ患者
を除く約3万9600人(男性1万2600人、女性2万7000人)。リポバスを1日5
mgから10mg投与し、全患者の脂質値と虚血性心疾患の発症率を6年間追跡調査
した。