エーザイ SERM製剤を米社に導出
公開日時 2006/06/29 23:00
エーザイは6月29日、婦人科領域に特化した米バイオベンチャーのラディウス
社に対し、非臨床開発段階の新規選択的エストロゲン受容体モジュレーター
(SERM)を導出する契約を締結、ラディウスが日本を除く全世界で研究、開発、
製造、販売する独占的権利を供与したと発表した。日本の権利はエーザイが保
持しているが、今のところ開発する予定はないとしている。
ラディウスは新規の骨粗鬆症治療剤、更年期障害に伴うほてり等の不定愁訴の
改善剤として開発する計画という。国内で現在承認されているSERM製剤には、
エビスタ(適応=閉経後骨粗鬆症)、ノルバデックス(乳がん)があるが、更
年期障害に伴うほてり等に対する改善効果が期待されるのが特徴。