武田薬品 米社からがん治療抗体を導入
公開日時 2006/07/10 23:00
武田薬品工業は7月10日、米ギャラクシー社とがん治療に使用するヒト化抗HG
F抗体「HuL2G7」の導入契約を締結し、全世界で独占的に開発、製造、販売す
る権利を獲得したと発表した。前臨床段階であり、開発スケジュールは未定。
動物モデルで腫瘍の退化と生存期間の延長をもたらしたとの論文(クリニカル・
キャンサー・リサーチ)が発表されている。
武田はギャラクシーに対し、契約一時金200万ドルとマイルストーン、ロイヤ
ルティーを支払う。また、今後4年間HuL2G7およびその後継抗体に関する研究
活動に数百万ドルの資金を提供するとしている。