厚労省 新高齢者医療制度、広域連合の準備状況を公表
公開日時 2006/08/08 23:00
厚生労働省は8月8日、08年度に新設する75歳以上が対象の高齢者医療制度で、
全市町村が加入して都道府県単位で構成する広域連合(保険者)の設立準備委
員会の設置状況をまとめた。すでに設置済みは滋賀県や広島県など16県で、8
月中は北海道や福岡県など7道県。その他は最終期限となる9月中となる。介
護保険で広域連合を組織している自治体は、準備委員会の設置がスムーズに進
んでいる。
今後は06年12月中に広域連合の規約や人員構成を策定。各市町村議会の承認を
経て、来年1月には知事の認可後、広域連合長の選挙を行う。07年11月上旬に
は各広域連合がそれぞれ保険料を決める運びとなる。厚労省保険局総務課は
「介護保険で広域連合の立ち上げを経験している自治体はノウハウを持つため、
準備の進みが早いようだ」とみている。