メディネット 米社と樹状細胞加工プロセスの共同開発に着手
公開日時 2006/08/17 23:00
メディネットは8月16日、米MaxCyte社とがん免疫細胞療法にかかわる樹状細
胞加工プロセスの共同開発に着手したと発表した。MaxCyteの細胞加工技術と、
メディネットが培ってきた細胞加工にかかわる技術・ノウハウの双方を用いた
新細胞加工技術によるヒト由来の樹状細胞の抗原提示能の向上や、がん細胞特
異的ヒトTリンパ球の活性上昇について、半年程度の期間で検証していく。
がん組織自体を用いた樹状細胞療法は、特に術後再発予防を中心に、がん治療
で高い有用性が見込まれている。今回の共同研究でヒト由来の樹状細胞の抗原
提示能の向上が実証されれば、メディネットでは、次のステップとして、同技
術を用いて樹状細胞療法の臨床応用に向けて、細胞加工プロセスを伴う樹状細
胞療法の有効性などを検証するための臨床研究を開始する予定。