北里大学薬学部の宇野一臨床統計部門助教授は10月24日、北里・ハーバードシ
ンポジウムで「臨床試験に対する医師のモチベーション調査」結果を発表した。
調査はインターネットで実施、401人の医師が回答した。全国レベルでの調査
は初めて。

臨床試験に参加するモチベーションとなる12の要素の中から５つを選び、５点
（１位）～１点（５位）で順位づけしてもらった。その結果、合計点数が最も
高かったのは「金銭的インセンティブ」（施設での昇給、インセンティブボー
ナス、賞金などの金銭的インセンティブ）、２位は「アカデミック・インセン
ティブ」（権威ある雑誌への論文掲載）だった。