バイエル薬品 シプロキサン注の使用上の注意を改訂
公開日時 2006/10/12 23:00
バイエル薬品は10月10日、ニューキノロン系注射用抗菌剤シプロキサン注につ
いて使用上の注意を改訂し、医師が治療ガイドラインに沿って、第一選択薬と
して使用できるようになったと発表した。日本化学療法学会から厚生労働省、
日本医師会に改訂要望が出された経緯があり、バイエルと医薬品医療機器総合
機構で協議した結果、改訂につながった。
具体的には、従来の「カルバペネム系、第3世代またはそれ以降の世代として
開発された新しいセフェム系注射用抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得ら
れない患者で、かつ経口抗菌剤が投与不能の場合」に限定するとの表現を削除。
「原則として重症あるいは他の抗菌剤を使用しても十分な臨床効果が得られな
い患者」に限定するとの表現に置き換えた。