三共医薬開発本部・斎藤氏 アジア地域での共同試験参画が不可欠
公開日時 2006/10/15 23:00
三共の医薬開発本部・アジア開発室の斎藤宏暢室長は10月13日、APECシンポジ
ウムで講演し、「イレッサやノスカールのように発売後に発生した副作用の反
省点を踏まえ、海外データを利用しながら、ポストマーケットのところをしっ
かり行うことが重要」と述べた。
「PK/PD(薬物動態学/薬力学)のデータを揃えることで、海外データの利用
や非臨床試験からの外挿などさまざまなデータが読み取れる。それが実施でき
る施設のインフラ整備が必要」「まずは人種差が少ないアジアでの共同試験に
参加するというアプローチが重要」などと指摘した。