サーせい 線維筋痛症候群治療薬AD337がフェーズ2入り
公開日時 2006/10/17 23:00
そーせいは10月17日、線維筋痛症候群の適応取得を目指して開発中のAD337の
フェーズ2を開始したと発表した。英国、オーストラリアの約20ヵ所の医療機
関で、35~60歳の女性患者を対象に約100人の被験者の登録を目標とする。
セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害剤(SNRI)で、既承認成分の新規用
途の探索により見出した。フェーズ1(単回投与、反復投与)では49人の被験
者で忍容性および優れた薬物動態を示した。
同症候群の現在の世界的な市場性は350億円程度で、治療法が確立することで1
0年以内に1100億円を超える規模に成長する可能性があるという。