アステラス製薬 FK506徐放性製剤、米国での06年度上市が不透明に
公開日時 2007/01/23 23:00
アステラス製薬は1月23日、米国で申請中の免疫抑制剤FK506徐放性製剤につ
いて、FDAから腎臓、肝臓移植は承認可能、心臓移植は現時点では承認不可と
する審査状況の通知(アクションレター)を受領したと発表した。現在詳細を
社内で再検討中で、承認取得を目指しFDAと協議を進める方針。
06年度中の承認取得・上市を計画していたが、不透明になった。しかし、通常
製剤(プログラフ)が順調で、06年度業績予想は変更しないとしている。日本
と欧州でも徐放性製剤を申請中。
野木森雅郁社長は年頭所感で、07年のテーマとしてベシケアのさらなる育成と
ともに、欧米での徐放性製剤発売によるプログラフの売上最大化をあげていた。