厚労省・中垣審査管理課長 開発~承認までの期間を2.5年短縮
公開日時 2007/03/01 23:00
厚生労働省医薬食品局の中垣俊郎審査管理課長は3月1日、薬務関係主管課長
会議で「新薬の開発~承認までの期間は欧米に比べ申請前で1.5年、審査で1
年遅れている」と指摘、「医薬品・医療機器総合機構の審査官を増員すること
でこの2.5年を短縮できる」と述べ、今後5年間で欧米並みのスピードまで改
善できるとの見方を示した。
厚労省は審査手数料と治験相談料を値上げし、審査官を増やす方針で、パブリ
ックコメントを募集中。中垣課長は、審査のスピードアップを図るとともに、
申請前にも治験相談や事前評価など体制を整備すると説明した。