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中医協・薬価収載 セレコックスに有用性加算、ピーク時予想150億円

公開日時 2007/03/07 23:00

中医協は3月7日、アステラス製薬の解熱消炎鎮痛剤セレコックス、ノバルテ
ィスファーマの抗パーキンソン剤コムタン、中外製薬の抗ウイルス剤コペガス
など7成分13品目の薬価収載(3月16日を予定)を決定した。競合品との1日
薬価を比べると、▽日本ベーリンガーインゲルハイムのモービック錠10mgの79
円に対しセレコックス錠100mgは167.4円▽エフピーのエフピー錠2.5の1100.7
円に対しコムタン錠100mgは1309.2円▽シェリング・プラウのレベトールカプ
セル200mgの2418.6円に対しコペガス錠200mgも2418.6円―などとなっている。

有用性加算がついたのはセレコックス、コムタン、ファイザーの先端巨大症治
療剤ソマバート。このうちセレコックスは、比較薬としたモービックに比べ、
治療方法の改善や、血圧上昇と浮腫の副作用の改善が示されたことから有用性
加算2(5%)が適用された。さらに外国価格調整で引き上げられた。薬価は
100mg1錠で83.7円。メーカーによる予測販売金額は初年度22億円(投与患者
数7.3万人)、9年後のピーク時150億円(60万人)。

ノバルティスのコムタンは、エフピー錠を比較薬とし、臨床効果や日内変動の
改善により有用性加算1(30%)がついた。薬価は100mg1錠で218.2円。初年
度5.6億円(1700人)、7年後のピーク時に60.6億円(1万8700人)を予測す
る。

ファイザーのソマバートは、比較薬のノバルティスのサンドスタチンに比べ、
治療法の改善や新規作用機序のために既存治療で効果が不十分だった患者に有
効として有用性加算1(25%)、さらにオーファンドラッグのため市場性加算
1(10%)がついた。薬価は10mg1瓶で1万2872円。10年後のピーク時に5.43
億円(110人)を予測する。1日1回投与の皮下注射製剤であることから在宅
自己注射指導管理料の対象品目となった。

アルフレッサファーマのナルコレプシー治療剤モディオダールは、類似薬がな
いため原価計算方式による算定。薬価は100mg1錠で398.1円。7年後のピーク
時予測は4.5億円(1560人)。

このほかコペガスは200mg1錠で806.2円(ピーク時予測:4年後に83億円)、
ノバルティスの心移植用免疫抑制剤サーティカンは0.75mg1錠で1690.5円(10
年後に8520万円)、日本オルガノンの排卵誘発剤フォリスチムは75国際単位0.
5mL1瓶で3892円(4年後に6.5億円)と決定した。

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