厚労省 タミフル問題で緊急安全性情報配布を指示
公開日時 2007/03/22 23:00
厚生労働省は3月20日、10代の患者による服用後の異常行動報告が続く抗イン
フルエンザ薬タミフルについて、中外製薬に対し「10歳以上の未成年の患者に
は原則として使用を差し控えること」とする緊急安全性情報の配布を指示した。
同日、新たにタミフル服用後に10代の患者が2階から転落して骨折したとの
事例が2例報告されたため。
厚労省によると、タミフル服用後の10代の患者の異常行動(転落・飛び降り)
が04年から15例(うち死亡4例)報告されており、うち今年に入ってからは6
例(うち死亡2例)。他に道路に飛び出しトラックにひかれ死亡した事例が1
例ある。10代以外の転落・飛び降り等の事例は7例(うち死亡3例)。