厚労省薬事分科会 高脂血症剤ゼチーアなどが通過、4月にも正式承認
公開日時 2007/03/25 23:00
厚生労働省の薬事食品衛生審議会・薬事分科会は3月23日、審議品目となって
いたシェリング・プラウの高脂血症治療剤ゼチーアの承認を了承した。報告品
目となっていた中外製薬のアバスチン、キリンビールのネスプなどとともに4
月中にも正式承認される見通し。
ゼチーアは、小腸でのコレステロールの吸収を抑制する新しい作用機序の高脂
血症剤で、スタチン系製剤との併用も可能としている。そのため、添付文書の
「重要な基本的注意」には、スタチンとの併用時の注意や肝機能検査の実施な
どを記載した。再審査期間は8年。
審議品目はゼチーアのみ。報告品目はアバスチン、ネスプのほか、マイオザイ
ム(ジェンザイム・ジャパン)、オルベスコ(帝人ファーマ)、ウリトス/ス
テーブラ(杏林製薬/小野薬品)、アリクストラ(グラクソ・スミスクライン)
、ミケラン(大塚製薬)、アドエア(グラクソ・スミスクライン)、アクトネ
ル/ベネット(味の素/武田薬品)、ビジクリア(ゼリア新薬)、バルトレッ
クス(GSK)など。