中外製薬 中間業績予想を上方修正
公開日時 2007/04/23 23:00
中外製薬は07年12月期中間(1―6月)業績予想を上方修正した。タミフルの
1―3月の売上が238億円(当初予想128億円)になったのが主な要因で、内訳
は通常49億円(5億円)、行政備蓄等189億円(124億円)。通常売上が予想を
大きく上回ったのは「当初インフルエンザが流行しておらず5億円と予想した
が、通常規模の流行になったため」と説明。行政備蓄等が上回ったのは、厚労
省が補正予算でタミフル300万人分(65億円)を確保したため。
通期予想については、4月に正式承認となった抗がん剤アバスチンや、最主力
品の腎性貧血治療薬エポジンの競合品(キリンビールのネスプ)の薬価決定な
どを踏まえ、中間決算発表時に示す。
〔中間予想・連結(前回予想)〕
売上高 1675億円(1545億円)
営業利益307億円(210億円)
経常利益310億円(210億円)
純利益 178億円(120億円)