厚労省など3省 「特許が切れたら後発品へ置き換え」明記
公開日時 2007/04/26 23:00
厚生労働大臣主催により省庁横断的な産官学の対話を行う「革新的創薬のため
の官民対話」は4月26日、2回目の会合を開き、厚労省・文部科学省・経済産
業省の3省共同でまとめた「革新的医薬品・医療機器創出のための5か年戦略」
を決定した。焦点となる薬価・薬剤給付制度は年度内に結論を出すことを明記。
「業界は開発リスクに見合ったリターンを要望している」(武田俊彦経済課長)
ことから、「革新的新薬の適切な評価に重点を置き、特許の切れた医薬品は後
発品への置き換えが着実に進む制度にしていく」としている。同戦略は5月に
開催予定の経済財政諮問会議に報告し、「基本方針2007」に盛り込まれる。