中医協 後発品使用促進策へ、医師の意識など調査
公開日時 2007/05/16 23:00
中医協総会は5月16日、今年度の後発品の使用状況調査について、薬局で後発
品への変更が進まない理由や、処方医の属性や意識などと「変更可」の状況と
の関係を新たな調査項目に加える方針を決めた。会合では、後発品の使用促進
をめぐり支払側委員と診療側委員の意見が対立。支払側は、今年度調査につい
て「今の段階で変更しない理由の調査なのか。そのレベルではない」との考え
を示し、「薬価の頻回改定より本筋であり、もっと力を入れるべきでないか」
と主張した。一方、診療側は、日本医師会が行ったインターネットを使った後
発品に関するアンケート調査を紹介し、「(医療側の)不安感は大きく、解決
するまでむやみに使用促進すると大変なことになる」と訴えた。