あすか製薬は５月22日、2010年度までの経営ビジョン「ASKA2010」を発表した。
最終年度の売上高400億円（薬価ベース）を目標に掲げた。将来的には中堅規
模の製薬企業の仲間入りに向けて「500億円以上（薬価ベース）の売上規模の
企業に成長したい」（山口隆社長）考え。

目指す企業像は「トップクラスの新薬開発型製薬企業」。内科（消化器、循環
器）、泌尿器科、産婦人科、耳鼻科の重点４領域で継続的な新薬創出に注力。
バイオ医薬品の開発にも参入する。一方でジェネリック薬事業も強化し、06年
度の売上実績72億円（決算ベース）から10年度には100億円を目指すとした。

中計期間中（06―08年度）を「飛躍に向けての足固めの時期」、続く09―10年
度を「拡大発展期」と位置づけた。中計中の連結売上高・営業利益目標（決算
ベース）は07年度318億円・24億円（06年度実績303億円・20億円）、08年度33
3億円・29億円。