メーカー公取協 公正競争規約違反会社が増加
公開日時 2007/05/24 23:00
医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(メーカー公取協)は5月24日、06年
度中に公正競争規約違反として3社に指導、17社に注意の措置をとったことを
明らかにした。企業数が例年に比べ多いのは、1件の違反に複数社が関与して
いたため。社名は非開示。違反内容は次の通り。
【指導】▽支店幹部およびMRが市立病院の医師8人に対して「座談会」と称し
てきょう応を行い、あるいは特定の医師に対して「社内レクチャー」と称して
飲食費を負担した(1社)▽特定の製品の販売に際し、5件の医療機関に対し
て半期ごとにキャッシュバック(飲食費の肩代わり清算および現金の提供)を
行っていた(1社)▽取引先病院の医師(公務員を含む)に対して、定例的に
ゴルフコンペのパーティー代の肩代わりやお土産を提供していた(1社)。
【注意】▽市立病院の薬剤科部長に対して飲食接待を繰り返していた(9社)
▽市立病院のゴルフコンペに対してゴルフ景品やタクシー代金を提供していた
(4社)▽特定の医療機関に対して院内親睦会合の費用の肩代わりを行ってい
た(4社)。