厚労省 医療機関の未収金問題に関する検討会が初会合
公開日時 2007/06/03 23:00
厚生労働省の「医療機関の未収金問題に関する検討会」(座長:岩村正彦・東
京大学法学部教授)は6月1日、初会合を開いた。患者の窓口負担分の増加や、
高額医療が増えていることなどを背景に、医療機関での治療費未払いが問題と
なっている。検討会では、医療機関の抱える未収金問題について、法律的な位
置づけを整理し、問題の解決に向けた方策を検討する。半年から1年で一定の
方策をまとめる方針。
初会合では、日本医師会と四病院団体協議会がそれぞれ実施した医療機関の未
収金額調査が示された。日医によると、05年度末の医師会病院(51施設)の未
収金残高は総額9億8890万円(1施設あたり1939万円)。四病院団体協議会に
よると、医療機関3058施設で1年間(04年度)の累積総額は218億9413万円(
1施設あたり715万9624円)だった。