厚労省・タミフル臨床WG 突然死との関連、追加データ求める
公開日時 2007/06/04 23:00
厚生労働省の「リン酸オセルタミビルの臨床的調査検討のためのワーキンググ
ループ」は6月4日、タミフルの服用と突然死の因果関係を調べるための追加
データを中外製薬に求めることを決めた。
求めるデータは▽心電図▽心血管疾患の既往歴▽家族歴▽剖検―。脳や心臓へ
の影響と突然死との関係を調べ、分析の材料にする考え。対象は、突然死と報
告された12例のほか、「死亡例として報告されたなかに専門家からみると突然
死といえる症例がある」ため、専門家と協議して決定する。
また、異常行動と睡眠との関連性を調べることを目的とした睡眠検査室試験に
ついては、現在企業がプロトコールを詰めている段階。同試験は、タミフル投
与群と非投与群に分け、脳波や心電図、眼球運動などをモニターする。対象は
20代前半の健常者の男性10数人程度。秋をメドに結果の提出を求めるとしてい
る。