オンコリスバイオ 米社とRNA干渉を利用したC型肝炎治療薬開発で提携
公開日時 2007/06/21 23:00
オンコリスバイオファーマは6月21日、米タチェーレ(Tacere)社とRNA干渉
を利用したC型肝炎治療薬(TT-033)の開発で提携し、OBP-701としてアジア
地域で開発するオプションを獲得したと発表した。HCVウイルスの3ヵ所に対
してRNA干渉を発生させるため、3種類のshRNAを肝臓特異的な感染能力を持つ
アデノ随伴ウイルス8型(AAV8)に搭載したもの。サルでの試験で静脈内投与
での安全性が確認されているほか、マウスの試験では臓器に対する毒性を示す
ことなくHCVの標的遺伝子産生が3ヵ月近く阻害されているという。米国で08
年後半にフェーズ1入りする予定。契約にはタチェーレへの株式投資が含まれ
ているという。